「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」。
その理由について、前の記事で「頑張るほど、心のブレーキが強くなる」という話を書きました。
仕組みは分かった。でも、毎日は変わらない。
頭では理解したのに、気づけばまた力んでいる。
そんな感覚、ありませんか。
今日はその続きです。心のブレーキを外していくための、「前提の書き換え」について書きます。
むずかしい修行の話ではありません。今日からできる、小さな3つのことです。
「前提」って、なに?
私たちの心の奥には、「自分はこういう人間だ」「世の中はこういうものだ」という、無意識の決めつけがあります。
それを、ここでは「前提」と呼びます。
たとえば「どうせ私なんて」が前提になっていると、チャンスが目の前に来ても、「自分には無理」と最初から諦めてしまいます。
反対に「なんとかなる」が前提だと、同じ出来事でも、次の一歩が見えてきます。
現実を動かしているのは、努力の量より先に、この前提だったりします。
頑張っているのにうまくいかない理由は、こちらの記事でくわしく書きました。
ステップ1:自分の「前提の言葉」に気づく
書き換えの第一歩は、いきなり書き換えることではありません。
まず「今の前提」を知ることです。
やり方は簡単です。自分の口癖を、1つ見つけてみてください。
「どうせ無理」「私なんて」「お金はどうせ貯まらない」「人付き合いは疲れるだけ」。
よく口にしている言葉、頭の中で繰り返している言葉が、そのまま前提になっています。
見つけたら、それだけで十分です。責める必要はありません。
「ああ、僕はこう思い込んでいたんだな」と気づくこと。それが書き換えのスタートです。
ステップ2:言葉を1つだけ、差し替える
気づいた言葉を、1つだけ差し替えます。
コツは、無理にポジティブにしないことです。「絶対うまくいく!」と力むと、心が反発してしまいます。
おすすめは、少しだけ柔らかい言葉です。
「どうせ無理」は、「まだ途中」。
「私なんて」は、「私なりに」。
「失敗しちゃダメだ」は、「失敗しても、立て直せる」。
差し替えた言葉を、気づいたときに心の中で言い直す。それだけです。
最初は嘘くさく感じると思います。それで普通です。
前提は長年かけて染みついたものなので、少しずつしか変わりません。
ステップ3:小さな「証拠」を書き留める
前提が変わってきたかどうかは、気持ちではなく「証拠」で分かります。
差し替えた言葉どおりに、小さなことがうまくいったら、メモに書き留めてください。
「今日は『まあ、いっか』を言えた」
「頼まれごとを、無理なく断れた」
「なぜか、いい話が向こうから来た」
どんなに小さくても構いません。
書き留めた証拠が増えるほど、心の奥が「あれ、意外と変わってきている」と感じ始めます。
前提は、頭で説得するより、証拠を見せるほうが早く書き換わるんです。
正直に言うと、この「書き出す」作業が一番地味で、一番効きます。
ぼくの電子書籍では、各章の終わりにワークシートを用意して、書き出しながら前提を変えていく形にしました。
まとめ
前提を書き換えるとは、性格を変えることではありません。
1つ目に、前提の言葉に気づく。
2つ目に、1つだけ差し替える。
3つ目に、小さな証拠を書き留める。
この繰り返しです。
大きく変えようとすると、また力んでしまいます。小さくていいんです。
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読んでみて「もっと知りたい」と思ったら、その時に手に取ってみてください。
前提は、今日から少しずつ変えられます。
今日も、本当にお疲れさまです。




